学科紹介

柔道整復科

医療系の国家資格である柔道整復師を目指します。卒業後は整骨院や整形外科など医療関係が多いですが、近年では介護福祉、スポーツトレーナーといった分野にも活躍の場が広がっています。

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CHECK

国家資格取得で医療・スポーツ・福祉の幅広い分野で人々を笑顔にする

本校の柔道整復科は平成12年に設置されましたが、平成4年の開校当初より設置されておりますスポーツ・健康分野の学科に併設されていることが本校の一番大きな特徴です。
柔道整復科の学生の中には、午前中に柔道整復科の授業を受け、午後からは野球、サッカー、ソフトボールの実技並びにクラブ専攻を満喫している学生が多く存在しています。また、チームの中でトレーナーとして現場で直接的に勉強している学生、あるいは地域でのスポーツ大会にボランティアとして参加している学生もたくさんおります。

附属の臨床実習施設では本校のスポーツ系学生の施術にあたることも多く、要するに本校の柔道整復科はスポーツ傷害、あるいは傷害予防に対する学習機会にたいへん恵まれている環境にあると言えます。学科内の雰囲気は家庭的で、学生は明るく伸び伸びと学んでいます。自然環境にも恵まれたこの甲賀の地により多くの方々に来ていただけるよう教職員一同、心よりお待ちいたしております。

柔道整復師とは?

骨折、脱臼などの損傷に対し、手術をしない「非観血的療法」で治療する専門家です。

専門学校などの養成校で、基礎医学と骨折、脱臼などの柔道整復術、関係法規を学び、国家資格に合格した者のことを言います。整骨院・接骨院のほか、医療機関やスポーツの現場、福祉・介護など幅広い分野で活躍しており、主に骨折・脱臼・打撲・捻挫・肉離れなどの損傷に対し、手術をしない「非観血的療法」で治療を行います。

柔道整復師になるには

高校卒業後に専門の養成機関での知識、技術の修得が必要。(3年間)

厚生労働大臣認定の養成校(専門学校)で基礎分野、専門基礎分野、専門分野など定められたカリキュラムを3年間学びます。柔道整復師になるには、在学中に行われる認定実技試験に合格し卒業資格を得て、毎年3月上旬頃に行われる国家試験を受験します。それに合格すると厚生労働大臣が認定する柔道整復師となります。近年、柔道整復師を目指す女性の数も増え、福祉・介護関連やスポーツジムなど職域も増えています。

  1. 柔道整復師の養成校に入学

  2. 卒業に必要な単位を取得後、 国家試験受験

  3. 国家試験に合格

  4. 柔道整復師として、 それぞれの 活躍の場に進む

柔道整復科の特色

Point 午前中授業だからできる午後からの充実した活動

午後からの時間を、専攻競技や整骨院での研修に充てたり、特別授業やテーピング講座などに参加してスキルや幅広い知識を習得するなど、自分のライフスタイルに合わせて活動できます。社会人として仕事を続けながら柔道整復師を目指す方や、早い時期から現場で経験を積みたい方にも適しています。

Point 少人数ならではの距離の近い手厚いサポート

1クラス制を実施することで、講師が学生に対して、手厚いサポートができる環境を実現しています。定員数30名の少人数制で授業を行い、勉強から就職関係までサポートしています。また、授業後の勉強会や補習を含め、学生に対してきめ細やかな指導を行い、幅広い分野で活躍できる人材を育成します。

Point 競技活動との両立を併修コースで

国家試験を目指しながら、午後からは選手としての競技活動や、スポーツトレーナーとしてチームで活動できるコースです。専攻分野は硬式野球専攻、男子サッカー専攻、女子ソフトボール専攻、スポーツトレーナー専攻の4つから選択できます。各競技に専任の指導者がおり、本格的な活動を行うことができます。

Point 実践的に学べる環境が充実

スポーツ競技が盛んな本校では、実習活動を通して学ぶこともできます。テーピングはそれぞれの体型にフィットするように巻かなければならず、何度も経験を重ねることでその技術が身につきます。実際に指導現場で起きるスポーツ外傷など、授業とは違う経験ができるのも特長です。

先生からのメッセージ

柔道整復科 学科長

玉川 俊広 先生

柔道整復師は骨折・脱臼・打撲・捻挫・肉離れなどの外傷を扱う国家資格です。医師・歯科医師と同じく健康保険を使っての施術が可能です。整骨院開業を目指す以外でも、整形外科や整骨院からの求人も非常に多く、また、高齢化社会には必要不可欠な介護保険において機能訓練指導員としての資格が与えられ、デイサービスなどで活躍しています。このように資格を取得することにより、さまざまな分野において自分のライフスタイルに合った働き方ができます。
また、本校では、柔道整復師の国家資格を目指しながら、野球・サッカーなどのスポーツでアスリートとして活動している学生が多数在籍しており、トレーナー活動についての学びを実践で活かせるフィールドがあります。
また、附属接骨院でスポーツ外傷の患者さんを診る機会も非常に多く、将来スポーツ選手を支えていく仕事をしたい人にとって最適な環境になっています。柔道整復師の養成校では数少ないスポーツに特化した本校で国家資格とともに競技者を支えていく技術も習得し、夢を一緒に実現させましょう。