ルネスでの2年間は、協調性、自主性、継続性といった本当に大切なものを学びました。それらは卒業してから私自身、ずっと持ち続けているモットーでもあります。 私にとって「プロ野球選手になる」一番近い道が、ルネスでした。レベルの高い社会人リーグを経験でき、野球に打ち込める環境があり、身体の使い方や健康に関する知識を学ぶこともできる。指導者も熱心で、「もうここしかない」と決めました。
意気揚々と入学したルネスでしたが、実は1年目はケガで登板できず、悔しい思いをしました。この時、監督やコーチ、チームメイトが支えてくれなければ、プロには行けなかったでしょう。ルネスの文化でもある「誰かのことを思い助け合う精神」に私は救われました。指導方針は礼儀に重きを置いており、選手としてだけではなく社会人としても成長させてくれました。 2018年は1軍の先発を経験し、今は1年間通して投げられる身体をつくるため、体幹や股関節周りの強化に取り組んでいます。栄養面も考慮しながらトレーニングを理論的にできるのもルネスで学んだ知識のおかげです。
私のこれからの目標は、お世話になった人たちに恩返しができるよう、長くファンから愛される選手になることです。皆さんも、謙虚さ、素直さ、支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れず、目標に向かって自分を信じ、頑張ってください。